体験者が綴る離婚相談ガイド
物事を決断するとき、その事の内容が大きければ大きいほど決断力は鈍ってしまうもので、
考えれば考えるほど、がんじがらめになってしまうことがあると思います。
かと言って、自棄になって勢いだけで行動を取ると、
あとで思ってもない問題が発生してしまうこともあります。
私が思うのは、物事をいっぺんに考えようとしてしまうのと、
現在自分の頭の中にある経験や知識から答えを出そうとした結果、
どちらかに進んでしまうように思います。
では重大な決断するにはどうしたらいいでしょう?
下記の二つの理由で悩んだとき、次にあなたならどうするか考えてみてください。
「離婚してみないことには離婚後はどうなるのかわからない」
「このまま結婚生活を続けてもどうなるかわからない」
信頼できる人に相談しますか?
それとも、わからないけど今ツラいのだからと離婚を決意しますか?
ひたすら自分が納得いくまで考えますか?
私は当時、一人で考え続けました。
でもそれは、自分が踏ん切りをつける理由を探す為の考え方でした。
これ以上何か夫婦として改善すべきところはないのか、
気づいていないだけで努力し足りないんじゃないか・・・など後悔の残らないように。
もちろん、離婚した後の収入や、スキルアップ、母子の支援制度など調べてどのような生活になるか、
やっていけるのかの想定もしました。
しかし何度考えても想定にリアリティを持てず、情も捨てられず・・・
いつも堂々巡りで、一歩踏み出せませんでした。
決意が固まらないことが、具体的なイメージをする妨げになっていたようにも感じます。
私の決断のきっかけは、専門家に相談したことです。
相談した結果、得る情報もありましたが、自分で繰り返し考えてきた答えでもありました。
ですが、たくさんの事象を見てきた専門家の客観的判断と、
自分の心の中の答えが一致したとき、心底ホッとし、
「もう頑張らなくていいんだ・・・」
と、スッと胸のつかえが取れ、離婚と向き合う決意ができました。
私は決して「離婚しなさい」と言われた訳ではありません。
ただ、タイミングやきっかけが重なったんだと思います。
自分で考え続けていたら決意ができなかっただろうし、
踏ん切りがつけられないまま離婚すれば、また同じようなことを繰り返す怖さもあったのですが、
私に合った行動をしたことが、決断に繋がったと思いました。
何においてもですが、物事は誰かが決めてくれることではありません。
わからないならわからないなりの行動を起こしていかないと、変化のきっかけすら掴めないものです。
いきなり難しいことを始めろ、と言う訳ではありません。
例えるなら、足し算から、掛け算、そして割り算と覚えていくように、
わからなくなったらりんごを使ってもいいし、図解にしてもいい、
教科書を読み直したり、参考書を買うのも一つ、
すぐでも、考えてからでも、自分のタイミングで先生に聞いてみるのも良い。
どの段階で理解するかは人それぞれなので、自分のペースで進めていいと思います。
きっかけをどう生かしていくかも自分次第ですし、相談し意見を貰っても、
それをどう解釈し、受け取るかは自分なのです。
誰でもない、あなたの人生です。
後悔しないためのきっかけを見つけるために、自分に合う方法を探してみてください。
決断する材料を得るには行動を取ること。
それが一歩。
いかんせん、離婚の話し合いは感情的になりがちですが、決意の鈍いまま始めると、
目標がぶれたり、相手の言葉に迷ったりしてしまうと思います。
離婚後、夫婦から一人になるので、「自分で決める」ことに自覚を持ち、
冷静に対処していくことで求める結果がついてくると思います。