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モラハラ

モラハラとはモラルハラスメントの略称です。

いわゆる、言葉の暴力、精神的な暴力と言われるものです。

現在ではDVの一つとされています。

私の経験や調べた結果から内容を箇条書きにしてまとめてみました。

・暴言
・外づらがいい
・平気で嘘をつく
・相手の嫌がることをあえて言う
・突拍子なく、急に不機嫌になる
・自分を常に正当化する
・相手の意見を受け入れない
・人を対等に扱わない
・もっともらしい理由を付け、相手を追い詰める
・良いことは自分の手柄、悪いことは全て責任転嫁
・自分を等身大以上に評価している
・威圧的な態度をとる
・人や、物事を貶す
・大袈裟に話をし、相手に不安感を抱かせる
・1度の失敗でも、執拗に責める
・共感性がないため、長期的に人格否定をしていく
・自分ができて、相手ができないと、馬鹿にする
・舌打ちするなど、不機嫌さを相手に知らしめるように態度に出す
・発言に統一性がない
・具体性を求めると、相手がわからないことを馬鹿にしたり、責めたりする
・指摘されたり、助言されることが極端に嫌がる
・相手の行動を管理する
・外界との関わりを持たせたくないので無理やり断つ
・相手が大切にしているものを捨てさせたり、止めさせたりする
・相手を責めるのは、密室性のある所でしか行わない
・人を判断するとき、利用価値があるかないかだけ
・コロコロと予定を変える


以上、こうして上げていくと、会社や友人、対外的には真面目で優しく思われているし、
当事者自身、根から悪い人にも思えない...
しかし、一旦怒りに火がつくと治まらず、何がきっかけかもわかりづらい。

別の言い方をすれば、良く見せたい意識が必要以上に高く、プライドも人並み以上。

自分の感情を全面に出し、相手の気持ちもお構いなしに強引に押し付ける。

究極的なワガママと言いますか...子どもっぽいとも取れます。

責めて自信を喪失させ、その後、謝り、信じると、また繰り返し暴言を吐く...
それがほぼ毎日続くので、反発しても無理だと諦め、
また、理不尽とわかっていながらも、怒鳴られたり、責められる恐怖感から、
自己防衛が働き、相手の行動を読んで合わせた行動を取るようになります。

受け手によっては、相手の言い分をストレートに捉え「私が悪いから言われるんだ」と言う気持ちになり、
自信喪失から、なおさら「この人といるしかない」「離れても行き場がない」「私はダメなんだ」と、
洗脳状態に拍車をかける場合もあります。

どちらにせよ常に緊張感です。

言うことに一貫性が無いですし、何で怒るかわからない。

しかも、言葉は目に見えて人に伝えられるものでもなく、夫婦喧嘩との境目も判断しづらいし、
慣れも手伝ってか、大抵、モラハラを受けている方に自覚がありません。

私もそうでした。

怒鳴ったり、暴言を吐くものの、反省し、謝ってきたりするからです。

責めた後は、決まって優しいのです。

原理は本当にDVと同じだと思います。

そうしていくうちに、自分をなくしていき、疲れ、鬱になったり、パニック症候群になったりします。

相手が、モラハラかどうかというのは、されている方の受け取り方次第では?

という疑問もあると思います。

例えば、好意的な人にはちょっと触れただけで嬉しいと感じ、
嫌いな人には肩を触られただけでも"セクハラ"と感じる人もいるように。

モラハラは目には見えないので、それを誰かにわかってもらうのは非常に難しいです。

感情的になれば、そういうこともあるだろう、と。

違いを見極めるとすれば、周囲に気取られないようにモラハラ行為があるかどうか。

モラハラをする人は、人に知られることを嫌い、された側が、人に言わないように丸め込みますし、
誰かに言ったことがバレたとき、言ったらこうなるぞ...と、相手が困るようなやり方で仕打ちをし、
むしろされた人自身が責任感から周りを遮断したりします。

私は身近な人に話してはいませんでしたが、夫の意見に賛同しなかったり従わないと、
知らしめのようにケータイを折られたり、私の実家に怒鳴り込みに行ったり...
友達とも疎遠がちになりました。

また、モラハラの人は、周囲に大袈裟に嘘を交え、同情を誘う言い方で、
される側の印象を悪くしておくのです。

私の場合、

「働いているのに一銭もお小遣いをくれない、付き合いだってあるのに...がめつい奴なんだ...」
「実は妻が浮気しているみたいだ...」
「家事もロクにしないから、俺が手伝ってるんだ...」など。

陰で覚えのないことを吹聴されるので、自らのミスなど到底できない状況に追い詰められます。

対外的な場所では、気が抜けません。

必要以上に笑顔で、失敗などないように"良い奥さん"を演じようとしてしまったり...。

外と遮断され、主人を肯定する人に囲まれていれば、尚更そんな心理も働いてしまうように思います。

暴言が頻繁に行われるなら異常だし、それを止めてほしいと伝えて改善の見込みがないなら、
モラハラの可能性があると思います。

モラハラをする人は、相手を責めていることを間違っているとは思っていないからです。

むしろ、相手の為に言ってやっているくらいで、自覚がないものは変わりようがありません。

モラハラが原因で、離婚に向けて行動するならば、
一緒に生活している時は、感情的になってつられると損が多いので、
難しいでしょうが自分を冷静に保つことが大事だと思います。

あくまで、武器として、精神科に通院したり、診断書を出すのも手段ではありますが、
自分を病気と思い込んで本当に病気になってしまうと、
逆に相手に有利に働く場合があるので気をつけてください。

精神病院では、病気でない人にも病名を付ける傾向があります。

もちろん全てとは言いません。

しかし、精神的なことは「夫のモラハラのせいです!」と言っても因果関係を立証するのが難しいですし、
精神病で夫婦としての生活が困難、また、子どもを育てられないだろうと相手側に主張され、
自分の思惑と反対に進んでしまうこともあるので注意が必要です。

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